EC-CUBEで独自ドメインのメールアドレスからメールを送れるようにしたいと思ったことはありませんか?
この記事では、EC-CUBE4を対象に、独自ドメインのメールをGmail経由で送れるようにする方法をご説明します。
必要な費用はEC-CUBE4のサーバ台とドメイン代のみです。無料のGmailを使うのでメールサーバの料金などが新たに発生することはありません。
1. 独自ドメインの取得
まずは以下の『お名前.com』というサイトで独自ドメインを購入しましょう。費用は年間で数百円〜数千円です。
以下では、example.com
というドメインを取得したという想定で説明を続けます。
ドメインを購入したら、自動的にxxxxxx@example.com
というメールアドレスが使えるようになります。xxxxxx
の部分は任意の文字列です。support@example.com
やinfo@example.com
など、お好きなメールアドレスが使えると思っていただいてOKです。ドメインを1つに対してメールアドレスは2つ以上作ってもOKです。
以下では、example@example.com
というメールアドレスをEC-CUBE4で運用するという想定で話を続けます。
2. Gmailの設定
Gmailのアカウントを持っていない方は新規作成してください。
hogehoge@gmail.com
というGmailアドレスを持っているとします。
Googleのセキュリティ設定用ページにアクセスしhogehoge@gmail.com
でログインしてください。ログインすると、パスワードの発行ページが現れます。「アプリを選択」→「その他」→任意の名前を付けて生成ボタンを押してください。するとパスワードが1回だけ生成されます。このパスワードページを、消さずにそのまま保持しておいてください。
3. EC-CUBE4の設定
管理者画面で、送信元メールアドレス(From)をexample@example.com
にしてください。
次に、設定ファイル .env
を開いて25行目付近のMAILER_URL
を以下のように書き換えてください。
MAILER_URL=smtp://smtp.gmail.com:587?encryption=tls&auth_mode=login&username=[XXX]&password=[YYY]
ただし、[XXX]
はGmailアカウントの@gmail.com
より前の文字列、つまり、hogehoge@gmail.com
であればhogehoge
としてください。また、[YYY]
の部分は先ほどのパスワード発行画面で得たパスワード(スペースは不要)に置き換えてください。
以上で、EC-CUBE4からメールを送れるようになりました。試しに、新規会員登録をしてみてください。example@example.com
というメールアドレスから会員登録の旨のメールが届きます。
以上、本日はEC-CUBE4で独自ドメインのメールをGmail経由で送る方法をご紹介しました。良い記事だと思っていただいた方は、SNSでのシェア、ブログからのリンク、「読者になる」ボタンのクリック、「★」ボタンのクリック、よろしくお願いします!